2023年2月18日、大名公民館にて防災訓練が行われました。
こちらでも何度かご紹介してきましたが、かねてよりお付き合いのある大名自治協議会さんが主催する防災訓練、弊社もサポート側として毎回携わっております。
冒頭では過去の防災訓練で行ったアンケートの意見をふまえ、行政、弊社からの回答の時間を設けたり、地域としての検討課題を再確認してもらってから訓練の時間へ。
今回行った訓練は「HUG訓練」
初めて聞く方がほとんどかと思います。
HUGとは、Hinanzyo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の頭文字を繋げた造語。 避難所運営を皆で考えるためのアプローチとして、静岡県が開発した図上訓練です。
避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室をに見立てた紙の上に、適切に配置していきます。 防災意識を高める他、正解のない課題について話し合い、限られた資源や情報の中で判断する力を身につける狙いもあります。
今回の訓練では、時間の都合上、プロジェクターにいくつかのカードを映し出し、講義形式で進行。 そして最後に1つのテーマについてグループごとに考えてもらいました。
最後に皆で考えてもらったテーマがこちら!
正解はないけれど、どうすれば適切な対処ができるのか、皆さん真剣に話し合いながら意見をまとめていました。 地域の皆で防災意識の更なる向上に繋げていくきっかけとなったのではないでしょうか?
その後、地元消防分団によるAED講習。
過去に学んだ経験があっても、あいまいになってしまっている救助方法。
まずは忘れてはいけない3か条。
「強く」
「早く」
「絶え間なく」
消防分団さんのAED使用についてのアドバイスをこちらにまとめました。
①まずは反応があるかの確認。ない場合、119番通報と周囲に協力を求め、AEDの手配。
心臓マッサージは、思っている以上に力が必要で、救急車が到着するまでの約8分間(コロナ情勢により従来より時間がかかっている)一人でやり続けるのは大変です。周囲の協力がとても大事になります。
②呼吸確認
なければ直ちに心臓マッサージを開始する。
③押す位置は胸の中央。「カメさん」の歌のテンポで。(1分間に100~120回)
押す深さは5cm程度。例えるとすると、クレジットカードの短い方くらいの深さ。
(小児の場合、胸の厚さの1/3程度) そんなに!?と心配になりますが、胸骨が折れても命を優先して胸骨圧迫を続けるそうです。 (※新生児に関しては別の救助方法があります)
30回ほどの胸骨圧迫と人工呼吸をセットで行います。
※コロナ鍋での人工呼吸のやり方
できるだけ感染を防ぐため、ハンカチを被せる、マスクをして開始する。
④AEDの電極パットを装着し、音声ガイドに従う。
電気ショック後、直ちに心臓マッサージを再開する。
詳細はこちらのリンクをぜひご覧ください。
※日本医師会HPより
また、AEDの設置場所ですが、医療機関、学校や市役所、スポーツセンター、公民館、タ駅などに設置されています。
AEDマップ
自分が住んでいる地域のどこに設置されているのか一度確認してみてくださいとの事。
少しでも多くの地域住民に、危機意識をもって自主的に参加し、皆で考えていきたいとの強い思いが込められた今回の訓練。
今後も自治体の自主運営と併せて自発的な参加に繋がっていくことを願っています。
久しぶりの更新となりましたが、弊社は社会貢献活動の一つとして防災訓練等のサポートを行っております。
引き続き今後も防災意識向上のための活動を継続していきたいと思います。
※当日、参加者へ配布されました防災ガイドブックのリンクを載せています。
是非ご覧ください。
福岡市消防局 「みんなの防火・防災・救急ブック」
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