その防災訓練、マンネリ化してませんか??
「防災訓練」という言葉を聞いてどんなイメージがありますか?
これまで学校や職場、地域など様々な場面で参加したことがあると思いますが「為になったし、記憶に残ってる」「楽しかった!」という方がどれくらいいるでしょうか?
「強制参加だから仕方なく」「やったことはあるけどイマイチ覚えてない」という方が多いのではないでしょうか?
そんなイメージを変えるべく、「楽しい」「為になる」「記憶に残る」新しい防災訓練を開催しました!
プロジェクションマッピングで消火訓練!
きっかけは2017年、福岡市中央区にある「シャンボール大名」というマンションの防災訓練にご協力させて頂く機会がありました。
開催するにあたって、マンション理事会の趣旨は、「もっと防災訓練に興味を持ち、できるだけ多くの住民に参加してもらう」こと。
しかし現状は、
内容はマンネリ化し、参加者も少ない・・・
実際の火災は、家庭内のコンセントや台所などが火元になることがほとんどです。
しかし、
訓練で本物の火は使えない。
消火器の粉末が散らかる。
などの理由から、これまでは屋外での消火器の使用方法の練習に留まっていました。
屋内で消火器を使用してリアリティのある消火訓練ができないものだろうか。
理事会の皆様と協議を重ね、以下の2つを軸として企画することとしました。
「プロジェクションマッピング」を使って火を再現してみよう!
複数の関係者とタッグを組み、より本格的な防災訓練にしよう!
初めてのプロジェクションマッピング。
どのくらいの位置からどのあたりを狙って消火器を使うのかを一人ひとりに考えてもらいながら体験していただきました。
消火器は滅多に使用することがない分、分かっているつもりでも戸惑ったり手こずったり…
リアルな火の再現と併せて緊張感漂う訓練となり、参加した住民の皆さんもより体感的に学んでいただけたのではと思います。
その他、
仮設テントやトイレの設営ワークショップ
デモ消火器とプロジェクションマッピングを利用した室内での消火器利用練習
自動消火器や中空糸を利用した浄水器の紹介
水のいらないシャンプーや体拭きの紹介
ローリングストック(非常食を大量に備えるより普段の買い物で少し多めに食材を買い足して使い、使った分だけ買い足すストック法)についての学習
など、多くの体験型ブースを出して、参加者の皆さんで回っていただきました。
結果、例年よりも多くの方に参加していただくことができ、記憶に残る防災訓練となったのではないかと思います。
せっかくやるなら有意義で記憶に残る防災訓練を!
プロジェクションマッピングや体験型のブースの導入など、今までとは違う防災訓練を通して、「楽しい」「為になる」「記憶に残る」訓練を住民の皆さまに肌で実感していただけたと思います。
そしてこの訓練は今年で3年目を迎えました。
毎年参加人数も増えてきています。
少しずつ防災に対する意識も変わってきていることを実感し、私たちも嬉しく思います。
これからも新しい取り組みにチャレンジし、「新しい防災訓練」「進化する防災訓練」を目指していきます。
「うちの自治体でもやってみたい」「もっと詳しく知りたい」
等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
実施にあたってご協力いただいたみなさま
新しい防災訓練を実施するにあたって、多くの方にご支援をいただきました。
株式会社CFPさま
misltoeさま
CIRCLE(現:株式会社サイノウ) 松口さま
SAKAZUKI 吉田さま
FDC(福岡地域戦略推進協議会) 神田橋さま
KIVA 宇高さま
イラストレーター 神谷さま
シャンボール大名の自治会&住民のみなさま
皆様のご協力により、万全な態勢で防災訓練を提供させていただくことができました。
ご協力いただいた関係者の皆さま、誠にありがとうございました!
最後に、今回の訓練でも使った「消火器の使い方」イラストをご紹介して今回の締めとさせていただきます!
合言葉は「ピノキオ」🤥
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