自然災害に備えて準備しておくべき4つのポイント
2019年6月29日、福岡市中央区大名自治協議会にて防災ワークショップを実施しました。
今回は福岡市でも発生する可能性のある「地震」と「豪雨」によって、"どんな危険が想定されるのか"、"それに対する備えは何をすればよいのか"について考えます。
はじめに、事前準備として重要な4つのポイントをまとめておきます。
自宅の中の危険を知る
自宅周辺の危険を知る
危険や対策について話し合う
我が家の防災ルールをまとめる
以下にこの理由と実際に行ったワークショップの内容を紹介します。
様々な条件での災害事情
近年「東日本大震災」「熊本地震」「平成30年7月豪雨」等、全国的に災害が多発しており、防災に対する意識が高まっている。
それぞれ「地震」「豪雨」が引き金となり「津波」「崖崩れ」「土石流」「地滑り」「河川の氾濫」等が起こり人命や財産に著しい被害を及ぼしています。
これらの災害は豊かな自然に恵まれた日本では避けられないものであり、その土地の地形や開発状況によって異なっています。
例えば津波や河川の氾濫は沿岸部を中心に猛威を振るい、崖崩れや土石流等の土砂災害は山間部を中心に発生します。
また、自然から離れた地域にも内水氾濫、液状化、造成斜面の崩壊、人家やブロック塀等建築物の倒壊の様な、地震や豪雨の程度が開発基準の想定を上回ることで発生する被害が存在します。
どの様な災害・被害が起こる可能性があるのかについて、「河川浸水想定区域」「土砂災害警戒区域」「津波浸水想定区域」「揺れやすさ」等が国土交通省により調査されています。
また、それらをまとめた「総合ハザードマップ」がWeb上で公開されています。
この様なハザードマップを確認することで自身の住むエリアにどの様な災害リスクが潜んでいるのかを確認することができます。
どのような防災訓練をしておくべきか
1. 自宅の中の危険を知る
まずは自宅の中の危険を知るため、自宅の間取り図と大まかな家具の配置を書き出し、災害時にどこが危険なのかを話し合っておきましょう。
2. 自宅周辺の危険を知る
次に自宅周辺の危険を知るため、総合ハザードマップに危険な場所や内容を書き込みます。
この際、現地に行かなくともGoogle MAPの3D機能を利用すると便利です。
3. 危険や対策について話し合う
ハザードマップを確認しながら揺れや浸水状況を考慮し、危険や対策について話し合い、避難場所や避難経路について確認しておきます。
4. 我が家の防災ルールをまとめておく
最後に災害時の連絡手段や、集合場所、防災グッズの保管場所等、家族で共有するための防災ルールを作っておきます。
防災は日頃の心がけから
同じ校区内でも、場所によって想定される浸水の程度や揺れの程度が違うなど、参加者の皆さんも知らなかったことがたくさんあったようです。
今回のワークショップは、身の回りの危険について改めて考える機会となりました。
災害はいつ発生するかわかりません。
家の中はできるだけシンプルに。
防災に備えたグッズを常備しておく等…。
日頃からの小さな心がけがとても大切です。
今後も一人ひとりの防災意識が高まっていくことを願ってこの様な活動を続けていきます!
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