はじめに
弊社では毎年、大名地区で開催されている「大名公民館防災訓練」のお手伝いをさせて頂いています。
この大名地区に「グランマキッチンカフェ」(福岡市中央区大名一丁目)という場所があります。
この「グランマキッチンカフェ」、
第1・3水曜日の午後3時~6時半に開かれており、子供たちが宿題をしたり、手作りのおやつを食べたり、小学生から高校生まで無料で利用できます。
子供たちが笑顔で案して過ごせる場所 =「子どもの居場所」を提供することを目的に運営されている素晴らしい施設です。
グランマキッチンカフェの紹介記事はコチラ
グランマキッチンカフェの紹介動画
このグランマキッチンカフェ代表の内林美惠子さんは、大名公民館防災訓練の実行委員長でもあり、大名地区の地域づくりに大変尽力されている方です。
このご縁から、グランマキッチンカフェに集まる子供たちを対象に消火体験を開催しました。
今回はこの訓練から見えた防火訓練の重要性についてお伝えします。
子供に対する防火訓練・防災教育の重要性
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、未曽有の被害をもたらした中、日ごろから子どもたちに対し継続して指導した防災教育の成果が自らの命を守ったという事例がありました。
このことからも、子どもたちに継続的・効果的に防火・防災教育を行っていくことは非常に重要であることが分かります。
これは子供たちの命を守るだけでなく、未来の防火・防災の担い手を育てることに繋がります。
一方で、子供の数は減少していることに加えて「防災訓練」=「楽しくない」というイメージが定着しており、なかなか子供の参加者が集まらないという地域も多いのではないでしょうか?
そこでリアルな火災の恐ろしさと同時にゲーム性も感じてもらえるのではないかと考え、今回もプロジェクションマッピングを使った防火訓練を実施しました。
プロジェクションマッピングを使ったリアルな火の再現で、子供達もより真剣に、緊張感をもって挑んでいました。
実際の訓練の様子
また、以前実施したシャンボール大名防災訓練でも活用した消火器の使い方
「ピノキオ」をこちらでも。
ピ・・・ピンを抜く
ノ・・・ノズルを持つ
キ・・・距離を置く
オ・・・押す
こちらはイラストと共に、楽しみながら覚えていました。
以前実施したシャンボール大名防災訓練の記事はコチラ
今回の訓練を振り返って
通学時や放課後など、子供が一人でいる時にも災害は起きます。
自分の身は自分で守れるよう、防災について学んでおくことは大切ですし、生きる力を育むことにも繋がります。
また、防災教育は子供ひとりの防災意識が向上することで地域内の防災力を高めることにも関係します。
学校だけではなく、地域や家庭と連携することも非常に大切です。
訓練の目的はまず第一に、非常時に慌てず自らの命を守る行動ができるようになることです。
それだけではなく、継続して訓練を重ねていくことで身の回りの人や地域を守る行動ができるようになるかもしれません。
そのためには子供達にも積極的に楽しんで訓練に参加してもらえたらと思います。
今回のような普段と違った消火体験で、少しでも子供たちの記憶に残るものとなれば幸いです。
今後も幅広い世代や地域へ向けた防災関連事業の展開にも力を入れていければと思います。
興味をお持ちの方は是非一度弊社までお問い合わせください。
子供たちも喜んで参加できる防火訓練を!
Σχόλια